おまけ
テープ,聴きました

June. 8 1999

もうこのページを読む人も少なくなってきているようですので, 好きなことを書いても大丈夫かな. 「完」と書いておきながら続けるのもなんだけど, イベントがあれば書くというのが私の信条なので書いておきます.

演奏会本番のテープを聴きました. 当日は自分の気持もかなりたかぶっていたのでマトモな判断が出来ないと 思いつつ, 結構いい演奏会になったなぁと思っていましたが, 実際の録音を聴いてみて,改めてその思いに確信がもてました. アンケート等の評価があまり高くないブラームスの1,2楽章は 練習の成果が現れていて非常に良かったと思います. 4楽章はもっとひどいと思っていましたが, 意外と聴けますね. ブラームスについては総合的には合格点をあげられる内容だったと思います. 成績表みたいなものをつけるとすれば, 優に結構近い「良」といったところでしょうか. これだけできれば, 次に同じブラ2をやる辯天にはかなり大きなプレッシャーになるだろうと思います. 辯天には,現役には出来ない演奏を期待しています.

どの音をとってきても必ず表現がある状態というのが私の理想です. ブラームスは,その意味では非常にやりやすかったというのは事実ですが, 言わないとやってくれなかったというのもまた事実です. まずどう演奏すればいいのかということが分かっていなかった人が, トップを含めて多かった. それに加えて, 人にわかってもらうためには多少大げさに演奏しないといけないということ をほとんどの人が理解していなかった. それを,なんとか克服して欲しいと思います.

弦楽器の方,分奏中の私の棒が必ずしもインテンポではなかったことに お気づきでしょうか? 大体は口にしていたと思いますが, 1つの旋律,1小節をとってきても,微妙なゆらぎがあります. もちろん,完全にメトロノームのようなテンポをとってもいい部分もたくさんあります. でも,一番重要なのは「ゆらぎ」の部分です. そしてそのゆらぎは旋律のつなぎ目と頂点部分にもっとも多く現れます. やりすぎるといやらしいけれど, やらないとそっけない. だから「微妙」なのです. 微妙だけれど,そこを完璧に処理できるようになれば非常にいい演奏が期待できる.
実際,半年間私のトレーニングで練習をしてきたおかげで, 「擦り込み効果」というんですか, それらしくできるようになりました(特に1楽章). 何人の人に理解してもらえたかは分かりませんが, 理解できた人は,どう処理すれば「らしく」聞こえるのか, 今後頭を使って考えてみてください.

もう一つ.「間(ま)」というのも重要です. 休符すらうまくとれば音楽になります. 北原先生の間は私の感じる「間」よりもずいぶんと浅いという印象を受けました. 武藤先生も結構浅いですね. 最近名大を振ってもらった中では小松先生がいちばん「間」を活用していると思います. これも,感性にゆだねられる部分が大きくてなかなか言葉では伝えにくいです. いろんな指揮者,いろんな演奏に接して体で覚えていって欲しいところですね.



最近オケの掲示板にいろいろ意見が出ているようですね. 私にも責任があるなぁと思いつつ読ませていただきましたが, みなさんはどう思ったのでしょう? 確かに,なんとなく元気がないですよね. 「音楽する心」という点については私がトレーナー記録を書きはじめた頃から ずっと言い続けています(言葉は多少違いますが). ちょっとおとなしすぎるというか,良い子を演じてるって感じがしました. でも,私の練習ってそんなに抑えつけるようなものではなかったよね? もっと積極的になって欲しいと思います.

ちょっと先の話題と関連がありますが, 私が年をとったせいなのか, それとも今の年代の人たちの特徴なのか, 頭はそこそこまわるけど,中身は子供という人が多いですね. 自分の意見を言って議論することはなく, ためるだけためて爆発. ちょっと情けないと思いました. お互いの意見が出されてはじめて議論が始まります. なのに,自分の意見は隠しておくなんて…

演奏旅行の練習が始まったようですね. 若い人たちがトレーナーとなって頑張っているようですが, ちょっと苦戦している人もいるようですね. はじめてトレーナーをやって上手く良く人なんてそうはいませんから, 苦労しつつ勉強していって欲しいと思います. そして,前に立ってはじめて分かる私の苦労, 存分に味わってください.
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