そしてまた,トレーナーの座に…
演奏会当日の苦悩,逃避,そして決断

Dec. 17 1997

演奏会.奏者と聴客だけの閉空間.
CD では味わうことのできない雰囲気が漂う.
奏者の熱気が客へと伝わる.
客の期待が奏者の肩にのしかかる.
緊張の一瞬.


何度この緊張感を味わったことだろう.
名古屋に来て9年,
この一瞬に喜びを感じ,演奏活動を続けてきた.
最近はもっぱら聴く側になることが多いが.


半年間練習を重ねてきたブラームスの交響曲第3番. 僕はトレーナーとして,特に管楽器の後輩の指導をしてきた. トレーナーを始めたばかりの頃は, わからないことも多くて適当なことばかり言っていたが, 今は違う. 自分なりの曲の解釈ははっきりしているし, その解釈通りに聴こえさせるためにはどう演奏すれば良いかもわかっている. だからこの半年間の練習では, どれだけ自分を信じてついてきてくれるか, ただそれだけが問題だった. ...(続く)
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